航空用ヘッドセット雑感

ヘッドセットが航空用として訓練に使われ始めたのは、1980年代初頭と記憶しています。それ以前は、コックピット内でも叫び合うような会話が、教官と生徒の間で交わされていました。今から思い返せば、随分と野蛮で非効率で、不健康なことをしていたものです。自分も飛び始めて最初の3年間は、ヘッドセット無しで毎日過ごした為、右耳の高周波聴力が相当に劣化しているようです。航空身体検査でも毎回指摘されてしまうのが頭痛の種。検査はパスするのですが、一生直らない障害です。

航空用ヘッドセット製造会社で有名なのが、デーヴィッド・クラーク社(David Clark)。性能と品質が良く、長持ちすることを考えると、そのコストパーフォーマンスは誠に素晴らしいと、長年にわたって愛用しています。20年前に購入したヘッドセットを、一度オーバーホールしただけで立派に性能を維持し続けるのには脱帽。近頃のアメリカ製品にしては珍しく、その品質管理が一級であるのは、航空用ヘッドセットとしてのミリタリースペックを満たす製品が、軍や消防、警察などでも使用され、果てはヘッドセットだけではなく耐Gスーツや宇宙服をも造る会社であると判れば、うなずけるものがあります。

最近では、ANRとかENC、ANCといった、ノイズキャンセルタイプの航空用ヘッドセットも広く流通しているようです。そういった意味では、ヘッドセットを選択する方にとっては悩ましい状況なのかもしれません。

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コメント

ライセンスを取って早14年。その時買ったヘッドセットは元気に活躍しています。
David Clarkのヘッドセットは動力機パイロットの定番スタイルとして
憧れたのもです。
今ではパイパースーパーカブ、ロバンDR400
で飛んでます。

オーバーホールは$70(5年前の話)でマイク、コード、ジェルパッド、プラグなど全て新品交換です。お得でしょう?

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